身長が伸びる体を運動・スポーツでつくる!背を伸ばすための運動方法
目次
身長を伸ばすための運動・スポーツの重要性
身長を伸ばすためには適度な運動は必要です。
どの程度の運動量になるのかは個人差がありますが、成長期に適度な運動をした子供のほうが、成長期が終わった段階での身長に差が生まれることが多い傾向にあります。
適度な運動をこなすことで、骨に刺激を与えて成長を促し、程よい疲労感を得て睡眠への導入がスムーズになり、結果として成長ホルモンを分泌させやすい=身長を伸ばしやすい生活リズムを作れることになります。また、運動には成長に大敵のストレスを和らげる効果もあります。
反面、運動不足になると、骨への刺激が与えられず、身体の疲労感が少なく最適な睡眠リズムを保てない状態が続き、さらには肥満にもつながる可能性が増えてきます。
太り過ぎは、身長を縮める効果があるので気をつけたほうが良いでしょう。特に上半身が重くなってしまうと、重力が下向きに掛かることによって身長が縮みやすくなります。
身長が伸びる体をつくる!運動で背を伸ばすためのコツまとめ
それでは、運動で背を伸ばすためのコツは大きく分けて三つあります。
1. ジャンプの動きを取り入れる
骨に縦方向の刺激を与え、成長を促しましょう。
2. 運動量は子どもの体格や性格によって異なるためにキチンと見極める
過度な運動は、過度な疲労を与えてしまい、結果として生活リズムへの影響が避けられません。
3. 子どもが嫌がる運動をさせない
嫌がる運動をさせると、子どもがストレスを感じたり、うまく身体を動かせなく、運動の効果が適切に得られないようになります。
これらのことを意識して、身長を伸ばすための運動を楽しみながら生活に取り入れていきましょう。
スポーツの種類は関係ない?ジャンプが多いスポーツで身長を伸ばす!
身長を伸ばすために大切なのは「筋肉」よりも「骨」を成長させることが出来るということ。そのため、身長を伸ばすために必要なのは、骨に与える適度な「縦方向の刺激」です。
つまりジャンプや屈伸をするようなスポーツが最適ということになるのですが、これらの条件から、バスケットボールやバレーボールは最適なスポ−ツだと考えられます。
しかし、バスケットボールやバレーボールでも、「ジャンプをするポジション」でなければ意味がありません。
確かに他のスポーツに比べるとジャンプの比率は高いと思われますが、バスケットボールもバレーボールも、高さを必要としないポジションが存在します。
重要なのは「スポーツの種類」ではなく、前述したように「縦方向の刺激」ができるスポーツとなっています。
その点を重視するのなら、縄跳びなどは常にジャンプをするスポーツであること、1人でも出来るスポーツということでオススメです。
そして、身体を動かすのが苦手だという子どもには柔軟体操をオススメします。柔軟体操は手を抜いてしまうと意味がありませんが、キッチリと丁寧にこなすと、確かな運動量が見込めます。
また、柔軟体操をすることによって骨や筋肉を刺激することができ、内臓の動きも活性化されて栄養の吸収率の工場も見込めるため、苦手だという理由で何も運動をしないという状態に比べると、遥かに身長を伸ばす効果を見込めるでしょう。
毎日の積み重ねが重要!身長を伸ばすために必要な運動量
身長を伸ばすためには運動をすることが大切ですが、運動量を見誤ると身長の伸びを妨げてしまうことにも繋がるので注意が必要です。
この運動量というのはクセモノで、正しい数値というものは存在しません。
その理由としては、「身長の伸びに関わる子どもは成長期にあるため」ということです。
小学校のクラスの中だけで見ても、同じように成長している子どもは存在しません。
そのため、「何歳ならどれくらいの運動量がいい」という的確な数値を求めることが難しいのです。
そのため、おおまかな目安として以下の2つのポイントを守るようにして下さい。
・運動が好きな子は、翌日に疲れを残さない程度の運動量とする
・運動が苦手な子は、毎日少しずつで良いので身体を動かすようにする
この2点を守るだけで必要な運動量を確保することが出来るでしょう。
子どもの性格によって得意・不得意というものもありますので、子どもの状況に合わせて最適な運動量を選ぶことが大切です。
いつもの運動をチェック!身長の伸びを妨げる筋肉
筋トレをすると身長が伸びにくくなるとよく言われていますが、これは半分正解で半分間違いです。
正確には「適切な筋肉をつけるトレーニングなら効果的」ということになります。
逆に「特定の筋肉だけを鍛えるようなトレーニングなら逆効果」となるので注意が必要です。
また、トレーニングの方法にも問題があるケースがあります。成長期の子どもが筋トレをする理由としては「特定のスポーツをしているから」という理由が多いですが、スポーツの種目によって付けたい筋肉が異なります。
そのため、いい成績を出そうとして特定の筋肉のみを鍛えるという現象が起きてしまうのですが、このように特定の筋肉だけを鍛えてしまうことによって、身体のバランスが不自然になり、身長の伸びにも影響を与える可能性がありますので、注意が必要です。
身長を伸ばしたいなら、食事にも気をつけて
また、身長を伸ばしたいのであれば、運動以外にも目を向けましょう。
それが、「食事(栄養)」「睡眠」です。
身長を伸ばすためには、タンパク質・カルシウム・亜鉛・マグネシウム・ビタミンDが重要です。
とくにカルシウムは、将来健康で丈夫な骨を保つためにも重要な栄養素ですが、成長期には不足してしまいがちだとされています。
積極的に摂取することを心がけましょう。
また、身長が伸びるために必要な「成長ホルモン」の十分な分泌には、質の高い睡眠が欠かせません。
しっかり栄養をとって、運動を行って、十分な睡眠を摂るという日常のサイクルが重要です。
上記のことをふまえ、身長を伸ばすために最適な生活を心がけ、子供達の将来の可能性を高めましょう!