身長を伸ばす方法はある!出来ることから始めてみよう
目次
【はじめに】これさえ読めば身長を伸ばす方法のヒントがみつかる!
よく、身長はお父さん・お母さんからの遺伝によって決まると言われますよね。
だから、背の低い両親に生まれた子供は、「僕も背は高くならないだろう…」と諦めたり、逆に両親が「自分たちが小さいから背が高い子にはならないだろう」なんて思ったり。
実は、この認識がそもそもの誤りなのです。
もちろん、遺伝が身長にまったく影響を及ぼさないとはいえません。
それは、バレーボール選手やバスケット選手のように平均以上に背が高い人の両親は、やはり背が高いことが多い場合が多く、このことからも遺伝が影響している可能性は否めません。
しかし、実際には遺伝による身長への影響は、20〜30%とされています。
つまりは、約70%がそれ以外の要因に影響をうけているのです。
厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、日本の平均身長は、戦後と比べると約10cm以上も高くなっています。もしも遺伝だけが身長に影響を与えるとするなら、2〜3世代の間にこんなにも身長が伸びるということと矛盾が生じます。
このことからも、遺伝以外の要因が大きく影響していることがわかると思います。
まずはこの事実を受け止め、遺伝だからといって身長を伸ばすことを諦めないことが大切です。
身長が伸びるとはどういうことか?
まず初めに、身長を伸ばすうえで理解しなければならない3つのことをご紹介します。この要素を理解しているのといないのとでは、身長が伸びる可能性に大きな差が出ます。
身長を伸ばすうえで理解しなければならない3つのこと
1・身長が伸びるというのは骨が伸びるということ
2・身長を伸ばすためには大切な時期がある
3・身長を伸ばすためには3つの要素が不可欠である
1・身長が伸びるというのは骨が伸びるということ
「身長が伸びる」というのは、簡単にいえば「体の中にある骨が伸びる」ということです。
体の中にはたくさんの骨が存在しており、それらがつなぎ合わさって私たちの体を形成しています。そしてその骨をつなぎ合わせるため、骨の間には「軟骨」が存在しているのですが、実はこの「軟骨」こそが身長を伸ばすためにとても重要な役割をしています。
軟骨には、別名「成長線」とよばれる「骨端線」が存在します。
この「骨端線」が成長することにより、私たちの身長は伸びていくのです。
2・身長を伸ばすためには大切な時期がある
身長が伸びる要である「骨端線」ですが、「骨端線」は残念ながらいつまでも残っているものではありません。医学的には、
男性・・・17歳~18歳 ぐらいまで
女性・・・15~16歳 ぐらいまで
で、「骨端線」は硬い骨になってしまい、伸びなくなるのです。
「骨端線」がしっかりとした硬い骨になってしまった後は、身長が伸びるということはほとんどなくなってしまいます。つまり、この「骨端線が伸びる」間が身長を伸ばすためのとても大切な時期なのです。
3・身長を伸ばすためには3つの要素が不可欠である
皆さん一度は聞いたことがあると思いますが、身長を伸ばしたり、筋肉を成長させたりするためには「成長ホルモン」というホルモンの分泌が重要になります。
この分泌が、骨端線にも作用しますので、「成長ホルモン」がしっかり分泌されるための生活環境を整えることが大切です。
「成長ホルモン」の分泌には、以下の3つの要素が必要です。
1.栄養摂取のバランス
2.良質な睡眠と睡眠時間
3.適度な運動
これらを、身長の伸びに大きな影響を与える成長期にしっかりと整えることが、遺伝以外の身長を伸ばすためには必要不可欠です。
それでは、ここからは身長を伸ばすために出来ることをご紹介します。
《要素1》身長を伸ばすための栄養について
身長を伸ばすためにバランスの良い食事を摂ることが最も大切ですが、とくに意識するべき重要な栄養は、「たんぱく質」「カルシウム」「マグネシウム」「ビタミンD」「亜鉛」です。
「たんぱく質」は、血液や筋肉などの体をつくる主要な成分です。主に、お肉や魚、卵などに多く含まれています。そのため、毎日の食事でもしっかりと摂れている人が多いと思いますので、あまり意識しすぎなくても大丈夫でしょう。
次に、「カルシウム」。
カルシウムは、ご存知のように骨や歯を形成するのに必要な栄養素。骨の成長には欠かせない成分ですので、身長を伸ばす成長期にはしっかりと摂っておくべきです。しかしながら、厚生労働省が行っている国民健康・栄養調査結果によると、カルシウムは、世代を通して不足している成分となっています。
乳製品や海産物に多く含まれていますが、カルシウムの性質上、体内に吸収されづらいということから、普段の食事では十分に補いきらない栄養素だということが不足の原因になっているようです。
現在は、カルシウムが含まれているサプリメントなども多く普及されており、上手に活用している人も多くなっているようです。
そして、「マグネシウム」と「ビタミンD」。
これは、単体の栄養素が身長を伸ばすのに大きく作用するというよりも「カルシウム」がしっかりと作用するために合わせて摂るべき栄養素です。
マグネシウムはアーモンドなどの種実類やほうれん草に多く含まれています。
一方ビタミンDを豊富に含む食品はあまり多くは存在せず、きのこ類やマグロ、かつおなどの魚介類に含まれています。
最後に「亜鉛」。
亜鉛は、「成長ホルモン」の働きを活性化し、骨の成長に直接作用するとされています。身長を伸ばすためには欠かせない栄養素です。牡蠣、レバー、牛肉、チーズなどに含まれています。
普段の食事では、以上の5つの栄養素をしっかりと意識してあげると良いでしょう。
《要素2》身長を伸ばすための睡眠について
「成長ホルモン」と聞いて一番に浮かぶのが睡眠ではないでしょうか。
「成長ホルモン」は、睡眠中に2〜3時間の間隔で下垂体前葉より分泌されます。
2〜3時間といっても、眠りについてからもっとも深い睡眠に達するまでの2〜3時間のみとされているため、良質な睡眠と十分な睡眠時間をしっかりと取ることが大切なのです。
これが、「寝る子は育つ」といわれている所以です。
良質な睡眠をとるには、寝具などの睡眠環境の改善や食事のタイミングなど様々ありますので、気になる方は他ページでもご紹介していますのでご参考になさってくださいね。
《要素3》身長を伸ばすための運動について
最後に、運動です。
身長を伸ばすために欠かせない「成長ホルモン」は、睡眠時だけでなく運動時にも分泌されることがわかっています。
運動中と運動後の3時間くらいの時間が、「成長ホルモン」の分泌時間とされています。
一部では、運動のしすぎは身長の伸びに影響が出ると言われておりますが、正しくは、「身長の伸びに影響を与えてしまう運動がある」です。
一部の筋肉だけを鍛えつづける筋トレ(ボディービルディングや体操など)は、身長の伸びに関わる骨の軟骨を損傷してしまう可能性があるため、やりすぎには注意が必要です。逆に、身長の伸びに良い影響を与える運動は、「骨に縦方向の刺激を与える運動」です。バレーボールやバスケットボールなど、縦にジャンプするスポーツは身長の伸びに有効な影響を与えます。
いかがでしたか?
身長を伸ばすためには、出来ることがことがたくさんあります。
身長大学では、身長を伸ばすための様々な情報をお届けしてまいりますので、是非参考になさってくださいね!