酔い止め、メクリジン(メクロジン)身長が伸びる効果あり?!身長が伸びる噂を調査!


メクリジン

皆さん、酔い止め薬に含まれているメクリジンという物質をご存知ですか?メクリジンを摂取すると、身長が伸びると聞いたことがある方がいるかもしれません。

今回は、メクリジンに関して詳しく掘り下げます。具体的には、身長が伸びるという評判が起こった経緯、そもそもどういう物質なのか、摂取する際の注意点や副作用、効果があるのか、手軽に飲めるサプリは無いのかを学びましょう。

メクリジン(メクロジン)が身長を伸ばすって本当?

メクリジンという成分には、身長が伸びる効果があるという噂があることは先ほど述べました。

実はこの噂には、しっかりとした根拠や情報源があるのです。
名古屋大学の医学研究科のグループが、2013年に酔い止め薬に含まれているメクリジンに身長を伸ばす効果があることを発見しました。

では、メクリジンが具体的に身体にどのように作用するのでしょうか。メカニズムを確認しましょう。

結論から述べると、身長を抑制する成分をメクリジンが抑えてくれるのです。

具体的には、FGFRと呼ばれる繊維芽細胞増殖因子物質を抑えてくれるのです。

世の中には、軟骨無形症という難病があります。この軟骨無形症とは、成人男性でも130CM代の身長になってしまう病気です。
その難病を作っている原因の1個が、通称FGFRと呼ばれる成長を抑制する物質です。そして、名古屋大学の研究チームが、メクリジンがFGFRに作用することを実験で突き止めました。

ただ、あくまでメクリジンの効果はマウスを使用して確認した段階です。人に対しての十分な実験は、行われていません。ですから、薬の製品化にはまだ時間がかかるようです。

メクリジン(メクロジン)とは

メクリジンとは先ほど述べましたように、乗り物酔いの薬に含まれている物質です。正式名称は、塩酸メクロジンと呼ばれています。

では、どのようなメカニズムで乗り物酔いを緩和し防いでいるのか確認しましょう。

まず乗り物酔いをすると、耳の奥にある三半規管にある平衡感覚をつかさどる部分が、ヒスタミンと呼ばれる物質により強い刺激を受けます。その結果、自律神経に不調をきたし始めるのです。さらにヒスタミンは、脳のおう吐中枢を刺激します。その結果、吐き気を催したりします。

そこで、メクリジンが悪さをしているヒスタミンの効果を抑えて、自律神経を整えたり吐き気を抑えます。メクロジンが一般的に抗ヒスタミン系の物質と呼ばれているのは、そのような理由です。

メクリジン(メクロジン)の副作用は?

メクリジンは先ほど述べたように、抗ヒスタミン系の物質です。抗ヒスタミンの物質を摂取すると、異常な眠気に襲われるという副作用があります。しかも、眠気の持続時間は4時間から6時間と長いです。ですから、機械操作や車の運転には十分注意しましょう。

さらに、眼圧が高くなったり、排尿が困難になったという副作用も報告されています。

また現在、身長を伸ばすために酔い止め薬を飲むことは、厚生労働省が正式に認めているわけではありません。

仮に身長を伸ばすために飲む場合でも、用法容量を順守して自己責任で摂取しましょう。

成人(大人)への効果は?

メクリジンの大人への効果は、どうやらあるようです。しかしあくまで、正式な研究結果ではありません。

酔い止め薬を身長を伸ばすために自己責任で試している方のブログ記事によると、飲んでから1cmほど身長が伸びたという報告が上がっています。

メクリジン入りのサプリはあるの?

現在では、メクリジン入りのサプリメントは存在していません。

あくまで、酔い止め薬の中に含まれている成分にすぎません。長期間にわたる酔い止め薬の安易な摂取は身体への負担も大きく依存もするので、絶対に止めましょう。

メクロジンとメクリジンについて

なお、メクリジンという言葉とメクロジンという言葉は、両方とも検索で調べられています。二つとも当然同じ意味です。ただ、メクリジンの方が、呼び方として一般的なようです。

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