初潮(生理)がきたら身長は伸びない!?身長を伸ばすために女の子が知っておくべきからだのこと
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女の子や女の子の子供を持つ保護者の方が特に気になるであろう「初潮(生理)がくると身長は伸びないの?」という問題。初潮(生理)は女の子が大人に成長する中でとても大事なきっかけを知らせてくれる生理現象です。
この記事では、初潮(生理)と身長の伸び率の関係と、初潮(生理)を迎えるうえで大事な事や注意点、必要な栄養などをピックアップしてご紹介します。
そもそも初潮(生理)とは? どんな意味があるの?
初潮とは生まれて初めての「生理」のことをいいます。生理とは毎月おこる子宮からの生理的(からだの機能としてある正常な)出血のこと。医学的には「月経」とも呼びます。(つまり、生理と月経は同じもののことなので、本稿では分かりやすく生理で統一していきます)
初潮(生理)のときはたくさんの経血がでるわけでなく、うっすらと血が出たり、下着に茶色っぽいものがついたりします。
では、なぜこの生理が毎月おこるのか。
生理とは女の子のからだが成長すると、子宮の中に赤ちゃんができてもいいように子宮内膜という赤ちゃんのベッドになるものを1か月ほどのリズムで準備をするようになります。
このときに赤ちゃんができなかった場合、準備していた子宮内膜を体外に経血として排出することを生理といいます。
つまり、生理とは子宮が大人のモノへと育ち、赤ちゃんを産むことができるようになった証でもあります。初潮(生理)を迎えると不安になるけれど、大人の女性へと成長している証拠なんです。
はじめての初潮(生理) ~初潮(生理)の前兆や症状は?~
初潮(生理)をむかえる年齢は人によって様々ですが、おおよその人が10歳から15歳の間にむかえるといわれています。平均すると12歳ごろが多く、9歳未満でむかえると少し早く、16歳以上は少し遅いといわれています。
女の子にとってデリケートな問題である生理。16歳を過ぎても生理がこない場合は、大人の人に相談してみることで、自分の不安も和らぐかもしれません。
また、「身長が高かったり体重が軽いと生理がくるのが遅くなる」という話もあるけれど、身長や体重はあくまで目安の一つ。生理をむかえるリズムや周期は本当に人それぞれ。閉経(生理の終わり)をむかえるまで付き合っていくからだの問題なだけに、リズムを大事にしたいですよね。
初潮(生理)をむかえる前になると、女性ホルモンの分泌量が増え、女性らしいからだがつくられていきます。具体的には胸がふくらんできたり脇の下や性器の周りに毛が生えだします。
また、初潮(生理)の前からおりもの(子宮、膣、汗腺からの分泌物)が出るという人もいれば、突然初潮(生理)をむかえるという人もいます。いつくるか分からないからこそ、自分のからだが出すヒントを見逃さずに、しっかりと備えておきましょう。
初潮(生理)の前にきちんと準備!
初潮(生理)の前兆を感じたら、ナプキンや生理用ショーツを準備しておきましょう! ナプキンも自分ごのみの可愛らしいポーチに入れて持ち歩いていると、気持ちも軽やかになるし安心です。生理がきてからは生理がくるタイミング(周期)を記入するカレンダーを用意するといいですよ。
初潮(生理)をむかえると身長はもう伸びない?
さて、この記事の本題である「初潮(生理)がくると身長はもう伸びないの?」という疑問。
生理と身長の関係性ですが、生理がくるタイミングで成長ホルモンの分泌は最高潮をむかえます。その後、成長ホルモンの分泌は減少していきます。
生理になるとエストロゲンという女性ホルモンが分泌されるのですが、この女性ホルモンは「身長を伸びることを抑制する働き」を持っています。これが、初潮(生理)をむかえると身長が伸びなくなるといわれるゆえんです。
個人差はありますが、初潮(生理)から3年~4年で身長が伸びるのは止まるといわれています。
身長が伸びるうえで大事な役割を持つのが「骨端線」という、骨の端にある軟骨が骨にかわってゆく境目の部分です。この骨端線があるうちは骨は縦へと延び、手足が伸びることで身長が伸びていくのですが、大人になるにつれて骨端線はなくなり成長が止まります。
この骨端線を減らす役割を持つのが、エストロゲンです。エストロゲンは卵巣から分泌され、子宮内膜に作用することで生理をおこします。そして、このエストロゲンには骨年齢を促進させる働きがあり、骨年齢が促進されると、いずれ骨端線を閉鎖させることに繋がります。つまり、少しでも背を高くしたいのであれば、骨端線がある間に伸びるだけ伸ばす必要があります。
女の子の身長が伸びる時期と傾向
女の子の身長の伸び方には「3歳までの乳幼児期」「4歳から思春期の始まり」「思春期以降」の3パターンあると言われています。
乳幼児期は栄養や安眠を主として身長が伸びる時期なので、良く食べ良く寝ることがその後の身長の伸びに関わってきます。
思春期のはじまりは成長ホルモンが分泌され身長が伸びやすい時期。成長ホルモンは深く眠っている時に最も分泌されやすいので、この時期は質の良い睡眠をとることが身長を伸ばすことに繋がると言われています。
そして、思春期以降は初潮(生理)を迎えるタイミングを前に成長ホルモンが多く分泌され、ぐんと身長が伸びやすい時期。この時期はとくに睡眠・栄養・運動の3大要素に気を付けた生活を心掛けることが身長の伸びに繋がります。
思春期の過度なダイエットに注意
身長が伸びやすい思春期。同時に自分の容姿や心の変化に過敏になりやすい時期でもあります。「あの子のように細くなりたい」「少しくらい夜更かししても」と、無理なダイエットや睡眠不足をすると、成長の妨げとなり身長の伸びを止めてしまいます。
とくに、成長期に過度なダイエットをすることで栄養が不足することで成長ホルモンの分泌が少なくなることや、卵巣まで栄養がまわらず生殖機能が成長しなくなることで将来不妊症に悩む原因、拒食症や過食症といった摂食障害に悩まされる原因になります。
将来のためにも無理なダイエットは厳禁! 適当に食事を抜いても美しくなれません。ダイエットをするならば、栄養バランスの取れた食事・規則正しい睡眠・適度な運動を心掛けることが大事です。
初潮(生理)をむかえたら意識してとるべき栄養
初潮(生理)を迎えるとともに鉄分が不足しがちになります。鉄分以外にも、造血にかかわる造血にかかわる葉酸やホルモンバランスを整えるビタミンB6、ビタミンEの補給も必要です。
また、体が大きく成長する時期であることからカルシウムの摂取を心掛けたいところ。骨の密度は20歳までにほぼ完成してしまうため、この時期のカルシウムの摂取はとても大切です。
とくに女性は、妊娠・出産により大量のカルシウムを消費し、骨密度がガクッと下がってしまいますので、骨の密度が決まるこの時期には積極的に摂取しましょう。
栄養素は食べ物からの摂取が理想的ですが、牛乳や乳製品・小魚などカルシウムが含まれる食べ物は苦手な子が多いですよね。
そんなときには、サプリメントや栄養補助食品を上手に活用することもおすすめです。
サプリメントというとこれまでは大人向けというイメージが強かったですが、現在は子供向けの商品も多数販売されています。
カルシウムグミやセノビックといった成長期向けの商品は、身長大学でも人気の商品ですので、試してみてはいかがでしょうか。
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まとめ ~将来の大切なからだのために、いまできることを~
女の子が大人の女性へと成長する大事な証拠である生理。生理の始まりである初潮(生理)を迎える前後は身長が伸びやすい大事な時期でもあります。
無理なダイエットを行わず、規則正しい生活を心がけましょう。
また、生理が始まったら「成長のラストスパート」が始まったと考えられますので、身長を伸ばすために必要な「カルシウム」「タンパク質」「マグネシウム」「ビタミンD」といった栄養素をしっかりと摂取するよう意識すると良いでしょう。