身長を伸ばす方法を紹介！高校生からでも効果を出すために
目次
高校生が身長を伸ばす方法ってあるのでしょうか？
身長の遺伝的影響30パーセント以下といわれており、生活習慣や心がけなどの努力で身長を伸ばすことが可能だと言われています。
「もう思春期じゃないから」「身長の伸びがストップした」と諦めるのはまだ早いです！！
ここでは、高校生が身長を伸ばすのに効果的な方法などを詳しくご紹介します。
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高校生は、平均身長がどのくらいの値なのでしょうか？以下の表を見て下さい。
男子
高校一年、168.3cm
高校二年、169.9cm
高校三年、170.7cm
女子
高校一年、157.0cm
高校二年、157.6cm
高校三年、158.0cm
(文部科学省、学校保健統計調査・運動能力調査 2013年春より)
数値だけを見ていると意外と低い気がします。
予想身長の計算方法（ただし遺伝的な身長のみ）があるので参考にしてみてください。
・男子の身長＝（父の身長＋母の身長＋13）÷2+2
・女子の身長＝（父の身長＋母の身長－13）÷2+2
高校生は身長が伸びるラストスパート期
人間の身体は、子供から大人へと成長する時期に最も身長の増加がみられます。
身長を伸ばすには「高校生だともう遅いのでは？」と思ってらっしゃる保護者の方が多いかと思いますが違うのです。成長期とは、思春期を迎えた後の3~4年の間をいいます。
男子は17歳～18歳、女子は15歳～16歳位までは膝の関節部分の骨「骨端線」が残っている時期までは身長が伸びると言われています。
「骨端線」とは、軟骨でできていてこの部分が身長の伸びに深く関わっています。
成人期を迎えると、「骨端線」が硬くなり柔軟性がなくなる為身長が伸びなくなってしまうのです。このことが理由で、身長を伸ばすのであれば高校生が最後のチャンスと言えるでしょう。
ただこの骨端線の成長や伸びる時期は、個人差があるので断定はできません。人によっては20歳を過ぎても骨の成長がみられる場合もあるからです。一つ言えることは、高校生でも骨端線の成長期であれば身長を伸ばすことが十分に可能なのです。
可能性を高めるためにできること1：栄養
身長を伸ばすためには、まずは体をつくる要素となる「栄養面」を整えてあげることが重要です。
身長を伸ばすために重要な成分が、成長ホルモンです。この成長ホルモンは、主にタンパク質が分解されて生成されます。
タンパク質が多く含まれる食品は、牛乳、チーズ、肉類、魚類、卵、大豆製品などです。
また、カルシウムやマグネシウム、亜鉛も骨や成長ホルモンの分泌に欠かせない栄養素です。
特に、カルシウムが不足していると、身長の伸びに影響が出てきます。
元々、日本人は欧米に比べて乳製品を取らない食事が多いため、年代問わずカルシウム不足が問題となっています。
主な摂取源は牛乳や小魚などですが、牛乳が苦手だったり、牛乳を飲むとお腹をくだしてしまったりする乳糖不耐症という体質の子も多く、なかなか十分な量のカルシウムを摂取できていないのが現状です。
加えて、カルシウムは吸収率が低い栄養素ですから、成長期には毎日1,000mg前後の摂取を推奨されています。（日本の食事摂取基準：2015年版より）
マグネシウムは、魚や青菜に多く含まれ、亜鉛はナッツ類、大豆、緑茶に多く含まれます。
亜鉛はあまり子供に馴染みがありませんが、おやつの代わりにアーモンドのナッツ類がおすすめですよ。
食事での摂取が難しいカルシウムや亜鉛などは、サプリメントを利用する方法もおすすめです。
現在、こういったサプリメントを愛用する人は増えており、各社から販売されていますので、自分にあったサプリメントを見つけると良いでしょう。
成長期をサポートするための栄養機能食品は多数発売されておりますが、中高生にはこちらのサプリメントがおすすめです。
カルシウム・マグネシウム・ビタミンDといった成長に欠かせない成分を手軽に摂れるほか、DHAやビタミンB1が配合されています。
ビタミンB1は、糖質からのエネルギー産生と、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きをします。また、糖質を栄養源として使っている脳神経系の正常な働きにも関係していますので、勉強やスポーツを頑張っている中高生に必要不可欠な栄養です。
身長大学では、様々なサプリメントのレビューを行っておりますのでもしよければ参考にしてみてください。
→「カルシウムグミB1」の効果や成分はいかに？！徹底レビュー
タンパク質は普段の食事でもしっかりと摂取できる場合が多いです。ここはお母さんの頑張りどころ！！！タンパク質は、良質な物を食事から摂取できるように配慮してあげたいですね。
食事をする際に気を付けてあげたいことが、食事方法です。それは「お腹が空いたら食べる」ことです。胃の中が空の時は、食事を取ることにより胃壁が刺激を受けてグレリンという成長ホルモン促進ペプチドが出ます。グレリンは脳下垂体を刺激することにより、成長ホルモンが分泌されます。
だらだらと間食をしたり、空腹感がないままの食事は成長ホルモンの分泌が十分でないので気を付けてあげて下さい。
可能性を高めるためにできること2:睡眠
成長ホルモンは、夜の睡眠時に多く分泌されます。現代の子供は大人並みに睡眠時間が減っているとも言われていて、身長の伸びに大きく影響しています。
一般的に高校生では、8時間の睡眠が必要と言われています。
成長ホルモンは、睡眠後2~3時間の間に分泌されるホルモンでこの時の睡眠を「ノンレム睡眠」といいます。スムーズなノンレム睡眠への導入は、まとまった睡眠時間の確保が必要となります。
その為には
・寝る2時間前まではテレビ、スマホ、パソコン、ゲームなどの使用は控える
（テレビなどの光が脳に刺激を与えてしまい、スムーズな睡眠が得られにくくなります。）
・食事は,寝る2時間前までに済ませる
（寝る直前の食事は、脳に刺激がいくだけでなく内臓も休まらず目が冴えてしまいます。）
・入浴は温めの温度に設定して、寝る1時間前に済ませる
（血行が良くなり体と心が、リラックスモードに切り替わります。寝る直前の入浴や熱すぎるお湯は、神経を高ぶらせる原因となり寝つきが悪くなることも。。。）
・寝る前は照明を暗くする
（明るすぎる照明は、目から光を吸収して脳に刺激を与えます。テレビなどと同様に神経が興奮状態におちいり眠りの妨げになります。）
以上のことがとても大切になります。
睡眠時間の確保がどうしても難しい場合、午後10時～午前2時の間までには寝るようにしましょう。この時間は、成長ホルモンの分泌が働きやすい「ゴールデンタイム」と呼ばれる時間帯です。ストレスの軽減にも効果がありますよ。
一度に行うことが難しい場合は、できることから少しずつ行ってみてはいかがでしょうか？
子供は、部活や勉強などで忙しいかもしれませんが生活リズムが崩れない様にしてあげたいですね。
可能性を高めるためにできること3：運動
適度な運動は、成長ホルモンの分泌を促します。運動中は勿論、運動後の3時間のあいだにも分泌されます。
身長を伸ばすために有効な運動は、ジャンプが必要とされるバレーボール、バスケットボールです。これらは、骨に縦方向の刺激を与えるので身長の伸びに関わっています。
そして、縄跳びやマラソンも縦方向の刺激を与えるので効果があります。
身長を伸ばす効果を強めたい為に、運動のし過ぎは禁物です。
激しく運動しすぎて体に負担をかけないように注意しましょう。
まとめ
身長を伸ばすためのポイントは、生活習慣です。
「バランスの取れた栄養」「十分な質の良い睡眠」「適度な運動（縦方向の刺激が得られる運動が効果的）」を意識して子供に生活させてみて下さい。
最後に忘れてはいけないのが、ストレス。ストレスは、成長ホルモンの分泌を妨げてしまうので、ストレス発散を上手に取り入れましょう。子供のできる無理のない範囲で生活の見直しをしてあげて下さいね。
