「アルギニン」が身長を伸ばす!の真実は?


pixta_15482390_S

近年、耳にするようになってきたアルギニンですが、実は身長を伸ばす働きをすると言われています。
とは言えなかなかその実態が話題に上ることが少ないアルギニン、どの様な成分なのか知らない方も多いことでしょう。

ここでは、アルギニンの効果や特徴などをご紹介していきますね。

そもそもアルギニンって何?

天然アミノ酸の1つで、体内で生成することもできるので非必須アミノ酸と言われています。
タンパク質を構成するアミノ酸としては、最も塩基性が高く糖原性を持ちます若いころは十分な量が体内で生成されますが、加齢とともにその分泌量が減っていきます。

怪我や感染症の時は、十分な補給が望ましくコラーゲンの促進によりそれらの治療を促します。

アルギニンと成長ホルモンの関係

成長期には大量の成長ホルモンが分泌され、骨の形成や体格の構成に大きく関与しています。
成長ホルモンは、脳下垂体から分泌されますが、何らかの原因で分泌量が十分でなかった場合、成長に影響が出てしまい低身長の原因になります。

アルギニンは、その成長ホルモンの合成に関わり分泌を促進してくれる働きがあります。

何らかの理由で低身長だったり、成長の延びに問題がある時、ホルモン療法を行うこともあります。その時に使用するのがアルギニンなのです。

ホルモン療法は、子どもの年齢により助成が定められていたり費用や薬代が高額だったり定期的に注射を打つことになったりと、子どもと大人に色々な面で負担がかかります。

身長を伸ばすために必要なアルギニンの量

一日に必要なアルギニンの摂取量は、どれくらいなのでしょうか?

子どもに必要な量は、一日4g程が目安といわれています。アルギニン自体が天然成分なので、目安量の摂取を多少超えても問題はありません。

ただ、アミノ酸のなかでもアルカリ気質が高いので大量に摂ると消化器系を痛めることがあります。サプリメントを使う場合は気を付けてあげましょう。

アルギニンが身長を伸ばすわけではない

アルギニンは身長を伸ばすために必要な成分ですが、アルギニン自体が身長を伸ばすのではありません

その理由はというと、確かにアルギニンには成長ホルモンを促す作用があります。成長ホルモンは、身長の伸びに大きく関わっていますよね。アルギニンは、身長を伸ばす手助けをしているイメージです。

身長を伸ばすという直接的なことよりその効果が期待できるととらえた方が良いでしょう。

アルギニンの効果・働き

子どもの成長の為に知っておきたいアルギニンの働きを、まとめてみました。

・成長ホルモンの分泌を促す

広く知られる代表的な働きですね。筋肉を強化したり骨を伸ばしたりすることをお手伝いする成長期に欠かせない役割です。

・代謝をコントロールする

疲労回復、脂肪の燃焼、筋肉の修復などを行います。怪我の回復にもアルギニンが一役かっています。

・血流促進

健康を保つために血行がスムーズであることは、子どもにとっても重要です。
近年では、平熱が低い低体温の子どもが増えています。体温が低いと、免疫力が弱まり感染症にかかりやすくなったりむくみが生じたりなどの健康に影響してしまいます。
アルギニンが体内に入ると、一酸化窒素が生成されます。これは、血管を広げて、血流を良くしてくれるのです。血流を促して、風邪に強い体をサポートしてあげたいですよね。

・筋肉の減少を防ぐ

育ちざかりの子どもは、とにかくエネルギーが必要な時期ですよね。激しい運動を行った場合、一時的に体内の糖質をほとんど使いきってしまう事がありますがそんな時体がエネルギーの確保の為、脂肪や筋肉を分解するのです。このようなことが続くと筋肉がすり減る原因となります。運動前のアルギニンを摂取することにより、筋肉の消耗を防いでくれます。運動で体を使う子どもには是非摂取させたいですね!

・免疫力アップ

免疫力を活性化させる働きがあり、細菌などから体を守ってくれます。ビタミンCと併用すると効果大ですよ。

あまり知られていない効果があったりと新たな発見があったのではないでしょうか?身長を伸ばすサポートだけではなく、子どもに大切な働きが沢山あるのですね!

アルギニンの副作用

通常の食生活をおくっていれば、アルギニンの過剰摂取の心配はありません。もしも過剰摂取した場合は、胃や腸の消化器系に負担がかかります。サプリメントで摂取するのであれば用法・容量をしっかり守りましょう。

アルギニンを多く含む食品

子どもでも食べやすいアルギニンを多く含む食材を、ピックアップしてみました。

・大豆製品

中でも高野豆腐がアルギニンを多く含んでいます。カロリーが高めなこととその食感から子ども受けしない食品ではありますね。煮物にすれば食べやすく味付けも簡単なのでおすすめですよ。

・肉類

豚のゼラチンにはアルギニンが100gあたり7,900mgと断トツ的な含有量です。角煮にすれば、子どもも喜んで食べてくれるのではないでしょうか?
ゼラチン質以外の肉部分には100gあたり1300mg~1400mgとやはり高めの値です。ついでに脂肪も多いので食べさせ過ぎは禁物ですよ。付け合せに野菜をプラスするなどしてバランスの取れたメニューを選んであげて下さいね。

・魚介類

エビには肉の約1.5倍のアルギニンが含まれています。マグロも豊富に含まれています。
マグロは生でも食べられるので、子どもがお寿司好きならたくさんのアルギニンが摂れますね!

アルギニンを子どもに摂らせる時に注意すべきことは?

アルギニンのサプリメントを利用する時に気を付ける点があります。
大量に摂取すると消化器系を痛めること、そして喘息やアレルギー体質の子どもは特に注意が必要です。

アルギニンを摂取することにより気道炎症が起こり、喘息などの症状を悪化させる恐れがあるからです。アルギニンは、なるべく食事から摂れるようにしてあげましょう。

まとめ

いかがでしたか?
子どもが、毎日の食事からアルギニンをバランスよく摂取できるようにサポートしてあげて下さいね!

【PR】
参考になったらシェア!

FavoriteLoading記事をお気に入りに追加

広告