身長が伸びる季節は春と冬?!季節野菜の栄養に注目!
日本は、四季によって様々な食材を楽しめるのが特徴です。
その時期に旬の食材は、栄養がたっぷりつまっており、積極的に摂取するべき食材といえるでしょう。
今回は、春と冬の野菜・栄養についてご紹介します。
春の野菜で体を整える
春野菜といえば全体的に白やグリーンといった優しい色合いのものが多いのが特徴です。
そのため、あまり栄養がないのでは?と思われがちですがそんなことはありません!
実は春野菜にはミネラルや食物繊維といった体の調子を整える栄養素がたっぷり含まれているのです!
菜の花にはカルシウムはもちろんのこと、免疫力を高めるビタミンAやC、鉄分も豊富に含まれています。
そして、セロリには余分な塩分を排出させてむくみの解消にも役立つカリウムや胃腸の調子を整えるビタミンUも含まれています。
春野菜のパワーで体調万全の新学期を迎えましょう!
春野菜の苦味の秘密
苦味が強い野菜が多いのも春野菜の特徴のひとつ。しかし、その苦味には理由があるのです!
春になると寒い冬を土の中でエネルギーを溜めてじっとこらえていた野菜たちが一気に芽吹きます。
この溜めていたエネルギーこそが「苦味」なのです。
苦味成分は「灰汁」ともいわれますが、これは抗酸化作用や新陳代謝を良くする作用を持つポリフェノールです。
苦味が気になるときは、てんぷらなどの揚げ物にしたり、味噌や煮物などのしっかりとした味付けにしたりすると食べやすくなりますよ。
冬の料理で身長が伸びる?!
寒くなると食卓に上る回数が増えるメニューのひとつが「鍋物」。準備も楽にできて、野菜もたくさんとれるのもいいですよね。
そんな鍋物の代表選手ともいえる食材の中にも、カルシウムを含むものがあります。
木綿豆腐は1/2丁で牛乳1本分と同じくらいのカルシウム(約200mg)がとれます。
また、ダシとして使う昆布にもカルシウムが含まれるので、ダシをとった後は細かく刻んで食べましょう。
春菊は100gで約120mgのカルシウムをとる事ができます。
カルシウムを含む食材と一緒に、アミノ酸バランスが良く、身体を作るもととなる肉・魚類、おなかの調子を整える食物繊維の多い白菜・きのこ類を一緒にとることで栄養バランスもぐっと良くなります。
最後にごはんを入れて雑炊にするとエネルギー源もしっかりと補給できます。
苦手な野菜、代用は出来る??
栄養は豊富だと分かっていても、どうしても苦手な野菜はありますよね。
例えば春菊。春菊はカルシウムが豊富な野菜のひとつですが、小松菜や水菜もカルシウムを含む野菜です。
また、豆腐も「味がない」という理由から食べないお子さんもいらっしゃいます。豆腐は大豆製品ですので、がんもどきや油揚げで代用するのも良いでしょう。
無理に苦手なものを食べさせなくても、上手に代用して身体にたっぷり栄養補給をしましょう!
豆知識
ベースを変えると飽きが来ない!
鍋料理も色々ありますが、ホワイトシチュー、カレー、トマト、豆乳など、ベースを変えるだけで同じ食材でもバリエーションがぐっと増えますし、苦手な食材もカレーのようにしっかりとした味なら食べられた!なんてことも。
ベースにしたスープにも栄養が溶け込んでますので、味を薄めにすることが最後まで美味しくいただけるコツです!
是非、いろんな味で野菜をたっぷり摂るようにしてくださいね。