「ジャンプすると背が伸びる」!?身長が伸びる噂を調査!
「ジャンプをすると背が伸びる」というフレーズ、みなさんよく耳にしたことがあると思います。
この「ジャンプをすると背が伸びる」というのは、実際本当なのでしょうか? このようにいわれる根拠や理由があるのでしょうか。
「ジャンプをすると背が伸びる」の真実
身長の伸びに効果的と言われているのが、バスケットボール、バレーボール、ジョギング、縄跳びなど体に縦方向に圧力がかかる運動ですね。
しかし、実はそうではないということが最近の研究でわかってきました。
ジャンプをすると骨が成長する部分である「骨端軟骨」への刺激となり、それによって成長ホルモンが分泌されるために身長が伸びるとされてきました。
しかし実際には、様々な動きをすることによって骨は刺激されるため、どちらかというと全身を使う運動が身長の伸びに効果がある、ということなのです。
勿論、バスケットボール、バレーボール、ジョギング、縄跳びなどのスポーツも全身運動に当たりますので、身長の伸びに影響するのは間違いありませんが、「ジャンプをするスポーツ」にとらわれることなく体を動かすことが大切なのですね。
なぜ運動が身長の伸びに影響するの?
そもそも、なぜ運動やスポーツが、身長の伸びに効果があるのでしょうか?
それは、運動中と運動後に成長ホルモンが多く分泌されるからです。特に運動開始から15分から運動後3時間の間がホルモン分泌のピークと言われています。
成長ホルモンは、骨の生成を促し身長の伸びとも関係が深いです。身長を伸ばす為に運動が良いのは、この様な理由からです。
逆効果?!このような運動は要注意!
しかし、身長を伸ばすためにはなるべく避けた方が良い運動というのも存在します。
①筋肉に大きな負担がかかってしまう運動
軽い筋トレなら全く問題ありませんが、一部分だけを鍛え続けるような運動は成長期にはなるべく避けたほうが良いでしょう。
成長するはずの「骨端軟骨」に負担がかかり、損傷してしまう可能性があります。
必要に応じて、適度に行うようにしましょう。
②激しく疲労と伴う運動
あまりにも激しく疲労してしまう運動を日常的に続けると、体を回復させるために成長に必要な栄養素を消耗してしまう可能性があります。身長を伸ばすためには十分な栄養が大切ですので、適度な運動を心がけるようにしましょう。また、疲労した場合には疲労分を補うためにもしっかりと栄養補給を行うことが大切です。
無理な運動をし過ぎることなく、自分に合っているか見極めることも必要です。無理に運動をしてしまうと、逆にストレスにもなりかねません。
ストレスも、身長の伸びを阻害してしまう原因となりますので、楽しく運動ができるように心がけましょう。
身長が伸びる時期は決まっている!成長期を大切に!
また、この「骨端軟骨」ですが、20歳前後でなくなってしまいます。なくなってしまってからでは、医学的に背を伸ばすことができないため、成長期のタイミングを逃さずアプローチしてみてください。