身長を伸ばすには牛乳って本当？！吸収率を高めるにはどうしたら？
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身長を伸ばすには牛乳って本当？！吸収率を高めるにはどうしたら？身長を伸ばすとされる食べ物の真偽
牛乳は、身長を伸ばす食品で有名です。小さい頃に、「牛乳を飲むと背が高くなる」と大人の人達に言われよく飲んでいた方は多いのではないでしょうか？
カルシウムなどのミネラルやタンパク質が豊富で、成長期の子供は勿論のこと成人してからも意識して摂取したい食品の１つです。
ここでは、牛乳の栄養分に触れ、なぜ牛乳が身長を伸ばすとされているか、また摂取する際の注意点などをご紹介しますので、色々と参考にしてみて下さい。
身長を伸ばすとされる所以は？牛乳に含まれる栄養素
牛乳は、主に以下の栄養が含まれています。
・タンパク質
牛乳のタンパク質は乳タンパク質とも呼ばれます。これは、必須アミノ酸の含有量が優れているのが特徴です。
・脂肪分
牛乳の乳脂肪分は、体内吸収が早いです。
・糖分
腸内の働きを良くするガラクトースが乳糖に含まれている為、健康維持に役立ちます。
・カルシウム
牛乳に含まれるカルシウムは、吸収率が高いので効率よく摂取できます。成長期の子供の身長を伸ばすのに重要な栄養です。
・ビタミンＡ，Ｂ２
骨や歯の成長を助け、皮膚の健康を保ちます。
牛乳が身長を伸ばすのに良いとされる理由
牛乳にはカルシウムが豊富に含まれ、身長を伸ばす食品であるとされています。子供から大人まで手軽に摂ることができ、料理や製菓材料などの材料として使用する機会も多いのでカルシウム摂取の為には身近な食品と言えるでしょう。
ところで、カルシウムが体内に吸収される率は他の食材と比較して牛乳の方が高いです。
例えば、小魚や野菜のカルシウム吸収率は平均30％。一方、牛乳は40％と10％も差があります。
このような違いが、ある研究結果で指摘されています。
身長を伸ばしたいなら、牛乳を摂っていれば大丈夫？
カルシウムは骨の成長に欠かせない栄養素ですが、カルシウムだけが身長を伸ばすのではありません。どちらかというと、「骨の成長を助ける働きがある」というイメージが正しいようです。
身体の大腿骨付近にある骨端線と呼ばれるものをご存知でしょうか？
身長の伸びは遺伝的な要素もありますが、この部分にある軟骨が成長することで、身長が伸びるのです。そして、この軟骨部分の成長を促進し骨を丈夫にするのが、カルシウムなどのミネラルです。
思春期の時期など成長期のお子さんをお持ちの方、自分の子供が同年代の平均身長より低いと悩んでいらっしゃる方は、牛乳を飲むのを習慣化させて十分な量を摂取させましょう。
「牛乳だけ飲んでいれば身長が伸びる！大丈夫！」と思わずに、毎日の食生活において栄養バランスを意識することが重要です。
さらに、身長を伸ばすのに大事な要素は、成長ホルモンの分泌です。これは就寝中に多く分泌されます。
就寝前はスマホやＰＣなどの刺激で安眠を妨げないようにしましょう。
そうすることで、深い眠りに入り成長ホルモンが大量に分泌されます。
また、強くストレスを受けたり、過度なダイエットで成長ホルモンの分泌が低く抑えられてしまうことにも注意です。
カルシウムと一緒に摂るべきなのは・・・
身長を伸ばすために必要な栄養素は、カルシウムのほかに、タンパク質・マグネシウム・ビタミンD・亜鉛などの成分が必要と言われています。
タンパク質は主に「肉」「魚」などから摂取することができる動物性タンパク質と「大豆」「穀類」から摂取することができる植物性タンパク質があります。
また、亜鉛は肉類や卵、大豆に多く含まれています。
これらの食品は日常的な食事で口にすることが多いため、不足を心配する必要はあまりないでしょう。
カルシウムはもともと吸収率が悪く、普段の食事からも不足している成分です。（厚生労働省発表・日本の食事摂取基準より）
そんなカルシウムを効果的に取り入れるために必要なのが、「ビタミンD」。
「ビタミンD」は、カルシウムの吸収を助ける働きがあるため、カルシウムとともに摂取することが推奨されています。
残念ながら牛乳にはビタミンDがあまり含まれていませんので、牛乳で身長を伸ばしたい！と考えている場合には、カルシウムだけでなく食事の中でビタミンDを摂取するよう心がけましょう。
では、ビタミンＤを食事で摂取するために、ビタミンＤが多く含まれている食材はどのような物があるか確認しておきましょう。
それは、卵、魚のイワシ、シラス、シイタケ、キクラゲに多く含まれています。
牛乳嫌いなお子さんをお持ちの親御さんもいらっしゃると思います。牛乳の独特の匂いが苦手な子が多いようです。
そこで、先ほど紹介した食材を使用した炒め物、スープに少量の牛乳を入れた食事を作ってみてはいかがでしょうか。
料理の調味料で、牛乳独特の匂いが消えて気にならなくなります。
牛乳を摂取するコツと注意点
牛乳に含まれるカルシウムは、夜寝る時に吸収力が高まるので朝より就寝前の摂取がおすすめです。また神経を落ち着かせる働きもあるので、眠りにつきやすく質の良い睡眠を得ることができます。
さらに、運動後に飲むのも効果的です。牛乳に含まれるアミノ酸のバランスは非常によく、筋肉強化に役に立つからです。
筋肉が強化されて結果的に基礎代謝が上がり、体重減少などのダイエット効果も期待できます。
しかし、牛乳は脂肪分が多いので、飲み過ぎが続くと肥満につながります。たくさん飲めば良いという訳ではないのでその点は注意が必要です。
成長期の子供でも脂肪分の摂りすぎは好ましくないので、大人の方が気を付けてあげると良いでしょう。
また、牛乳の副作用とまでいえませんが、牛乳を摂取すると下痢になる方もいます。
これは、乳糖不耐症と呼ばれるもので、個々人の体質によります。気になる方は、大量に飲まず摂取量を控えましょう。
▼身長を伸ばすとされる他の食べ物についても見る
身長を伸ばすとされる食べ物の真偽
１:牛乳 ２:マシュマロ ３:納豆 ４:ヨーグルト ５:バナナ ６:和食 ７:チーズ
