子供の成長を助けるカルシウムサプリメントの選び方
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不足しがちなカルシウムは、サプリメントで補える?
あなたは、普段の食事でカルシウム不足が気になっていませんか?
カルシウムは、骨や歯を形成するだけでなく、筋肉や神経を正常に機能させる働きを持つなど体のなかで欠かせない栄養素。毎日の食事でしっかりと摂取することが必要です。
とくに10~14歳の成長期の子供は、身長の伸びや丈夫な骨を育むためにカルシウムを十分に摂る必要があります。しかし、成長期の子供が1日に必要とするカルシウム摂取量と実際に摂取しているカルシウム量を比べてみると、最大で500mg以上も不足していることが分かります。
10~11歳
男子950mg → 男子620mg 330mgの不足!
女子950mg → 女子498mg 452mgの不足!
12~14歳
男子1,000mg → 男子489mg 511mgの不足!
女子850mg → 女子432mg 418mgの不足!
参考:農林水産省
http://www.maff.go.jp/kinki/seisan/chikusan/syouhikakudai/milkreport/pdf/calcium.pdf
参考:カルシウムグミ
子供が1日に必要なカルシウムの摂取量・必要量は?上限はあるの?
そこで、不足しがちなカルシウムを補ってくれるのが「カルシウム配合のサプリメント」です。カルシウムを含むサプリメントには、毎日の食事で摂取が難しいカルシウムの不足分を補ってくれる働きがあります。
今回は、カルシウムを含むサプリメントの選び方をご紹介。「初めてのサプリメント選びに悩んでいる」「種類が多くて分からない」という悩みをズバリ解決します!
★サプリメントと薬の違いとは?
サプリメントを購入したことがない方のなかには、サプリメントを「薬」と思いこんでいる方も少なくありません。サプリメントの商品ジャンルを見てみると、「健康補助食品」「栄養補助食品」と記されているのですが、実は多くが食品に区分されます。
気になる薬とサプリメントの違いを比べてみましょう!
薬
・特定の疫病に効果が期待できる
・薬事法で定められている
・薬局で購入(場合によっては薬剤師の処方を受ける必要がある)
サプリメント
・健康の維持や促進、美容への効果が期待できる(病気を治す効果はない)
・日本では食品に分類されている
・比較的どこでも手に入る
薬は、特定の症状を治すために摂取するもの。サプリメントは、病気の予防や健康維持するために摂取するためのものです。毎日の手軽な栄養補給としては、サプリメントが安全性も高く、自分の判断で摂りいれることができます。また、生活の中にサプリメントをとりいれることで、健康的な体を育み、病気を予防することができます。
こんなにたくさんある!代表的なサプリメントに含まれるカルシウム
まずは、カルシウムの種類についてご紹介します。
・卵殻カルシウム
卵殻カルシウムは、100%卵の殻を焼成して作られたカルシウムです。卵アレルゲン表示の義務はありますが、実際にアレルギー症状を起こすことはないとされています。卵殻カルシウムは、体への吸収されやすく、摂取することで骨密度が増えたというデータもあります。
参照:キューピータマゴ株式会社
http://www.kewpie-egg.co.jp/eggs/secret.html
・リン酸カルシウム
リン酸カルシウムは、骨や歯を構成する最も重要な要素です。主にチーズを製造するための食品添加物やサプリメント、歯磨き粉などに含まれています。
・炭酸カルシウム
大理石や石灰石、卵の殻、貝の殻など天然素材に含まれている一番身近なカルシウムです。手に入りやすいことからサプリメントなどに使用されています。
・乳酸カルシウム
人工的に作られたカルシウムで、水に溶けやすいという性質をもっています。そのため、体に吸収されやすく、スポーツ飲料などに含まれています。
・L型乳酸発酵カルシウム
L型乳酸発酵カルシウムは、植物性のカルシウムを発酵させてできるカルシウムです。WHOやFAOのような国際機関に認められており、安全性において高い評価を得ています。人間の体に吸収されやすいため、効果的に体に摂りいれることができます。
カルシウム サプリメントの選ぶ際のチェックポイント
それでは、実際にカルシウムサプリメントはどのように選べばいいのでしょうか? サプリメントを購入する前にチェックしたい5つのポイントをご紹介します。
・カルシウムの吸収を助ける栄養素が含まれている
カルシウムの吸収を助けてくれる栄養素にマグネシウム・たんぱく質・ビタミンD・亜鉛があります。カルシウムサプリメントの多くは、これらの栄養素が含まれていますが、購入の際には、原材料をしっかりチェックしましょう。ちなみに、穀物に含まれるフィチン酸やレバーに含まれる鉄はカルシウムの吸収を妨げてしまうので、摂取の際には気をつけましょう。
・公的認可を受けているもの
子供に摂取させることを考えると、安心・安全な商品であるかどうかも気になりますよね。安心・安全の基準として、カルシウムサプリメントを選ぶ際には、「栄養機能食品」や「特定保健用食品」と指定された物など公的認定を受けているものを選びましょう。そのほかにも、放射能・農薬チェックを厳正に行う日本サプリメント評議会の「安心安全サプリメント」、放射能チェックを行う日本食品分析センターの検査を受けているものなど第三者のチェックを受けているかも確認しましょう。
・実績・歴史のある会社の商品を選ぶのも一つの手
子供向けのカルシウムサプリメントを選ぶ中で、実績・歴史のある会社の商品を選ぶのも一つの手段です。例えば、10年以上販売されてきているロート製薬の「セノビック」やモンドセレクション6年連続受賞の実績を持つ有限会社ルーティの「カルシウムグミ」などがあります。長く販売されてきているものは、それだけの“信頼”を得てきているということ。数々の商品で悩んだらこうした信頼を得ている商品を選ぶこともおすすめです。
・子どもに摂取させられる成分が配合されているものを選ぶ
カルシウムサプリメントには、カルシウム以外にも様々な成分が配合されています。例えば、おおよそのサプリメントには、調整剤・保存料・賦形剤・増粘剤などの添加物が含まれています。どこのメーカーも添加物をできる限り少なくする工夫をされていますが、子供に摂取させることを考えると少しでも少ないものを選びたいですよね。サプリメントを購入する際には、価格や口コミのチェックだけで購入するのではなく、しっかりと原材料を確認して、子供に摂取させても問題のない成分かどうかを調べてみましょう。
・食べ続けられる・口にあうもの
サプリメントは、すぐに効果が期待できるものではありません。サプリメント選びで大切なのは「継続できるもの」を選ぶことです。子供が好む味であることはもちろん、食べやすさや価格帯も考慮して購入することが継続するための秘訣です。
カルシウム サプリメントの効果的な摂取方法は?
カルシウムサプリメントを効果的に摂取するための方法をご紹介します。
・摂り入れ方
カルシウムサプリメントを摂取する際には、カルシウムの吸収を助けてくれる栄養素の摂取も心掛けましょう。カルシウムの吸収を助けてくれるのは、ビタミンDやマグネシウムです。また、ナトリウムを摂りすぎると、カルシウムが尿と一緒に排出されてしまうため、塩分摂取には気をつけましょう。
参考:カルシウムグミ
カルシウムとビタミンDの関係は?効果的な働きって?
・摂取タイミング
カルシウムサプリメントの摂取タイミングは夕食時がおすすめです。骨や歯は夜、寝るタイミングに形成されます。夕食時にしっかりとカルシウムを摂取しておくことで、体にカルシウムを効率よく取り込むことができます。
・継続することが大切
カルシウムサプリメントは、すぐに効果を得ることはできません。継続することで健康や成長を助けるための働きを得ることができます。摂取の時間帯を決める・事前に準備しておくなど自分の中でルーティン化することで、欠かさず摂取するようにしましょう。
・食品とバランスよく摂る
カルシウムサプリメントは、あくまで不足分を補うためのもの。カルシウムは、基本的には食品から摂取することを心掛けましょう。
カルシウム サプリメントの副作用は?
子供にカルシウムサプリメントを摂らせる上で一番気になるのが「副作用があるかどうか」ですよね。カルシウムサプリメントは、1日の推奨量を摂取している限りでは副作用が起こることはありません。ただし、カルシウムは成人の場合1日の上限量が2300mgと定められており、これを長期にわたって過剰摂取してしまうと以下のような副作用が起こることも。
・腎臓結石
・筋肉の収縮力の低下
・神経の不安定
・高カルシウム血症による腎不全や意識障害
1日、2日摂取量をオーバーした程度では副作用が起こることはありませんが、カルシウムサプリメントを摂取する際には適量を心掛けましょう。
カルシウム サプリメントを摂取して脱カルシウム不足!(まとめ)
カルシウムサプリメントは、日々の食事だけでは不足しがちなカルシウムを補ってくれる大変便利な商品です。上手く生活に取り入れれば、あなたの子供の健やかな成長を助けてくれるでしょう。あなたの子供にあったカルシウムサプリメントを見つけて、脱カルシウム不足を目指しましょう!