リン酸水素カルシウム


リン酸水素カルシウムとは、あまり聞き馴染みのない名前ですが、肥料や栄養剤として、また、歯磨き粉の研磨剤など、身近なところで使用されています。ここでは、その特徴や用途、摂取する際の注意点などについて解説します。

特徴

リン酸水素カルシウムとは、化学式CaHPO4で表わされるカルシウム化合物の一種です。別名リン酸カルシウムともいわれます。白色の粉末であることが多く、水にはほとんど溶けませんが、酸性の液体には溶かすことができます。また、アルコールには溶けません。
肥料や栄養剤、医薬品として用いられることが多い物質です。身近なところでは多くの歯磨き粉に研磨剤として含まれています。また、骨粗しょう症および骨軟化症の治療薬として、妊娠中や授乳期のカルシウム補給剤として処方されることもあります。
リン酸水素カルシウムについてのあれこれ

用途

・研磨剤 ・医薬品 
取り扱い上の注意点
薬として服用する際、長期間服用すると、高カルシウム血症による口の渇き、腎結石などの結石症、背中や下半身の痛みを生じる場合があります。誤って大量に摂取した際は、多量の水を飲ませ吐き出させる場合もあります。目に入った場合は直ちに流水で15分間以上洗眼します。常温、常圧では安定した物質です。保管は直射日光を避け、密閉する程度で構いませんが、皮膚についた場合は刺激を起こすことがあるので、速やかに洗い流す必要があります。

食品添加物としての利用法

カルシウムの強化剤として、パンやみそ、穀類等に添加することがあります。また、水と油を均一に混ぜ合わせるため、チーズなどに乳化剤としても利用されます。ベーキングパウダーには遅効性膨張剤として添加されています。いずれも、使用量はわずかなため、人体に悪影響が出るほどは含まれていません。

キシリトールガムへの添加について

キシリトールガムにも、リン酸水素カルシウムが添加されています。これは、キシリトールがカルシウムを運び、歯のカルシウム濃度を高めることにより再石灰化を促進する際のカルシウムの供給源となるためです。キシリトールだけでは歯の奥深くでしか再石灰化が起こりませんが、リン酸水素カルシウムを添加することで歯全体の再石灰化を促進することができます。

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