グルコン酸カルシウム


グルコン酸カルシウムとは、普段の生活で表示が目についたりすることはあまりないため、身近には感じられないかもしれません。しかし、カルシウム補給剤としての効果は絶大で、低カルシウムによるテタニーという筋けいれんの治療などに用いられます。ここではその特徴や使用上の注意点について解説します。

特徴

化学式は Ca[HOCH2(CHOH)4COO]2・H2Oと非常に複雑で、カルシウム補給剤としての使用が一般的です。分子式はC12H22CaO14・H2Oです。
白色の結晶、または粉末で、水に溶けやすく、アルコールにはほとんど溶けません。ほかのカルシウムと比べてにおい・苦みが少ないのも特徴です。
用途や、取り扱う上での注意点を紹介します。

グルコン酸カルシウムとテタニーについて

グルコン酸カルシウムの用途

・医薬品 ・食品添加物

取り扱い、服用上の注意点

大量、または長期間にわたり摂取すると、腎結石になるリスクが高まります。また、食欲不振、便秘、胃痛などの副作用が顕われることもあります。高齢者の摂取は、若年層よりも高カルシウム血症の症状が顕われやすいので、とくに注意が必要です。

テタニーとは

テタニーとは、あまり一般的には知られていませんが、誰しもが起こりうる病気です。筋肉がカルシウム不足に陥ると、てんかんのように筋肉にけいれんが生じます。軽症の場合はこむら返りが生じやすいなどの軽微な症状ですが、重症化すると全身のけいれんが生じたり、喘息のようにヒューヒューゼーゼーといった息苦しさを感じる症状が顕われます。

テタニーの治療・対策

テタニーの治療で真っ先に行われるのは、グルコン酸カルシウムの静脈投与、つまり点滴です。長期間の投与は不向きなため、一時的な対処に留まりますが、グルコン酸カルシウムの投与はカルシウムが不足することで生じるテタニーの症状に即効性があるためとても有用です。

そのほかの利用法

グルコン酸カルシウムはテタニーの治療薬として用いるのが一般的ですが、ほかのカルシウム化合物と同様に食品添加物としても利用されます。ほかのカルシウム化合物と比較してにおい・苦みが少ないので添加量を多くしても製品の味に影響を及ぼしにくいため、重宝されています。主な使用製品は、飲料、デザート、納豆などです。栄養強化目的での添加は食品表示が免除されているため見つけにくいですが、あなたのご家庭の冷蔵庫にも入っているかもしれません。

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